中堅研修続き
さて、研修生それぞれの問題解決実践報告について紹介する。
A班は33名で5‐6名の継続グループで実践報告を行った。
グループでは3点において評価しながら、全体へ共有するとよい実践を選び、代表者を決定した。①問題の抽出経緯と結果まで簡潔に述べられたか、②解決策は具体的で行動レベルであったか、③時間内に発表できたかである。
代表者の実践報告は全体で共有し学びあうスタイルをとった。
手術室の丸山さんは手術の器械準備に問題があった1例を取り上げて対象チームと問題解決を図った。彼女の感性のすごいところは今までなかった問題事例であったが、今後はその対象手術が増加するとの判断があったところだ。準備した個人の問題で片付けず、チームとしてシステムを作り直したので感心した。
右写真の二人は同じ職場であったが、左 中村さんは感染予防の視点から看護者が使うワゴンの定期的清掃の習慣化に取り組んだ成果を発表した。CDCガイドライン(米国疾病センター)の感染予防のためのガイドラインでも高頻度接触面 (よく触れる部分例えばドアノブやベッド柵、今回の看護者が使うワゴンなど) の定期的清掃は予防対策に推奨されている。
右の大塚さんはベッド周辺の環境整備がテーマであった。患者さんにとって生活の場であることを重視し不要な看護者の使用用品を適切に片付けて気落ちのよい療養環境になったようだ。 私の新人時代、ある先輩の後の準夜勤務になると気づいたことがある。その日はベッドサイドは整然としていて、患者さんの体位は寝やすいように整えられ、リネンのしわがなくゆったりと眠っているのだ。 こんな先輩を看護モデルにしていた当時を懐かしむ。大塚さんがその人と重なった。
片付けって本当に大事。リスクマネジメントでは整理整頓が第一歩と教えている時代である。
グループから全体の発表を聞いて、それぞれの視点に感心した。基準が示されたあと、システムに組み入れる または 習慣化するよう継続的に働きかけるリーダーの存在はとても重要だと思う。役職者や担当係りだけでなく問題に気づいた中堅たちが行動していく様子がとても頼もしいものとして写った1日であった。
日時: 2008年10月17日 08:10