Mikatahara Smile ~聖隷三方原病院 看護部ブログ~

総看護部長 吉村浩美の日記

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看護研究発表会 B班

2日を通して若い研究者の気づきの芽=感性がとても良かった。 全部を紹介したいが今回も何件かご紹介する。

若い研究者は発表態度もプレゼンテーションも上手でスライド作成はこちらが技を教えられることもあった。また、質疑も多く深められたことと思う。毎年、研究も深まりも成長し企画している教育委員会と職場の関係者にお礼を言いたいと思う。

今年は、新しくF号館が今年の3月にできたこと、6月にリハビリのB2病棟を開設したことで、職場異動したばかりの研究生も多く、テーマ選択など大変なことも多かったと思う。エントリーされた方全員が成し遂げたことに一人一人の努力を感じる。 更にうれしかったことは産休休職明けで復帰された朝倉さんや庵原さんなども発表できたことである。本人の努力と共に周囲の方々の暖かいサポートを感じて心温まる思いであった。

 F4病棟 野澤さん 『F4病棟における看護室の音の実態調査』 : 写真はないが、F号館はスタッフステーションをオープンカウンターにしたため、職員による音が病室へどう影響しているか騒音調査された。結果、モニターアラームや吸入器の音などが環境騒音となっていた。すぐにモニターに対処することや職員の声に注意を促すことを提案いただいた。F号館開設後、本当に知りたいことをテーマに行った頂いた。

A3病棟さん 二俣さん 『女性トイレの環境の検討』 : A号館はFと比較するとトイレが狭い。点滴中の患者さんがどのように工夫すればよいか、また、トイレの広さは便座から最低60cmは必要と提言した。F号館に対してはそれ以上の広さを確保できたが、AB棟はスタッフの工夫による。彼女のスライドがとてもわかりやすく作ってあった。 学会などでスライドが見にくい、早く送られてしまし、十分理解できない不満足が残ることがあるが、センスのよいものであった。 私は当院のトイレ大使と命名したい。

 

 

 

 

 

C6病棟 市川さん 『夜間喫煙所閉鎖による睡眠への影響』 : 精神科の閉鎖病棟であり、喫煙室が病棟内に確保されている。精神科病棟といえども禁煙に対して行動を起こす時代である。ちょうど利用制限時間を精神科運営会議で決定したため、この研究に取り組んだようだ。 閉鎖前後の不眠時や不穏時に使用する薬の量がどのように変化したか調査したものである。結果、一時増加したが順次減少し、睡眠も保たれてよい療養環境へとつながったというものであった。 変革するときのアウトカムをしっかり見定めタイムリーに調査したこの感性に拍手である。 写真がないのが残念

F6病棟 杉山さん 『皮下ポート千指示の針の固定方法の一考察』 : 抗がん剤の治療は日進月歩進歩する。皮下ポートもその例で文献研究を丹念にされた。結果針が動かないようにしっかりした固定法と穿刺部が観察できることが重要であり、当院の固定法も安全であった。今後もさらに検討していくとのことで期待している。

B4病棟 武田さん 『誤操作を防ぐための「起きたくん」の紐の長さの検討』 : 「起きたくん」とは当院のWOC佐奈さんが20年前開発したものである。患者さんが一人で起きてしまうと危険が及ぶ時、(当然ナースコールはされない方々なので) 起きたときにナースコールが鳴るように開発したものである。残念ながら特許はとっていない・・・。 この起きたくんの誤報を抑えるためにナースコールに連動している紐の長さはどうかと調査した。結果、継続研究にいたることになった。会場からは佐奈さんが「是非一緒にやりましょう」と発言があり、よりよいものになっていくことであろう。

外来 名倉さん 『外来インターフェロン療法導入時の看護介入について』 : 外来からのエントリー珍しく、興味深くきいた。外来治療が多くなった現状では看護師の知識ベースも広く必要となり、指導の統一が重要であろう。更に形作って欲しいと期待している。

B3病棟 石川さん 『看護サービスの質・量を考慮した患者割り振りに向けての検討』 : リーダーが患者割り振りをする際、看護必要度を活用した。そして超過勤務時間と関連があるかと調査した。結果は関連性がなかったが、割り振りには問題がなかった。 個人的には超過勤務の多さは看護師個々の仕事の仕方に関連があると考えている。彼女は3年目でリーダーを始め他段階だが、必要度の高い患者を受け持っている看護師への業務応援を行ったりリーダーとして頼りになる行動をとっていた。とても示唆にとんだ研究を聞かせていただいた。

F病棟5霜田さん 『N95マスクの装着方法の指導前後のマスクの適合性の比較検討』 : 当院は毛結核病床がある。N95マスクとは空気感染予防のために付ける特殊なマスクである。その付け方が重要で練習とヒットテストで漏れがないかなどを確認しないといけない。質問では家の職場にも指導確認に来て欲しいと手が挙がった。 彼女は「N95マスク フィット調査官」とでも命名しようか。

 

充実感いっぱいの二人と職場長

日時: 2008年11月22日 09:17

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