看護職員へ伝えたいこと
3月の終わりに ご家族が当院を利用されている方からメッセージを受け取った。 内容は常々看護部が掲げている利用者と医療者の対等な関係の上での平等についてである。 これは看護部はというよりは病院の理念であり、「患者の権利に関する宣言」 において表明していることであるので、病院全体の職員へ伝えたいこととしたほうが正しいかも知れない。
しかしながら、頂いた内容には看護師への期待と要望を強く感じたのでタイトルは「看護職員へ伝えたいこと」とした。 内容は、利用者やご家族の方の要望が、看護者の 「・・・それは、先生が判断することです。」 という返答から、医療者 (医師と) 対等ではなく 抑止の力を感じるというものであった。
この例を伺って、もっと職員には患者さん中心の医療・看護を考えてみること、 患者さんに選択権があるという権利宣言の真髄を伝えていかなければならないなと感じた。 ちょうど、春の新人教育が始まる直前であったのでここから始めようと心した次第である。 この看護職員も看護実践能力が付いてきて、看護のやりがいにも通じる、”人の意思決定を支える” という意味がわかってくると、返答は変化し患者さんによりそう看護となると信じている。
さて、このような例のとき せめて 「そのことは、医師に伝えておきます。 治療に関しては、医師と直接相談して下さい。」 と応えてもらえば、助かるとメッセージを頂いている。 新卒看護者には、相手の意見(言い分)をまずは聞いて、正しく 医師に伝えることでよいと研修で伝えた。
もう少し ”看護” が人の支えになる実力を持った職員には、まずは、そういった気持ちになったいきさつ、今後は (実は) どうしたいかなどを深めて欲しい。 医師と直接話を伝えることへの躊躇があれば、「看護者も同席しましょうか?」 など、患者さんの代弁者としての期待があるかどうか伺うこともできよう。
このブログを読んでくださっている職員の方々が、今日から患者さんや家族の方の 「ちょっとすいませんが・・・」 の言葉に、昨日とは違う返答をしていることを期待して。
日時: 2009年04月06日 07:43