Mikatahara Smile ~聖隷三方原病院 看護部ブログ~

総看護部長 吉村浩美の日記

ホーム > ◆吉村日記 > 炭谷さんの博士号


炭谷さんの博士号

 当院で臨床を学び、聖隷クリストファー大学で博士課程を修了した炭谷さんからのメッセージを紹介したいと思います。 看護師になって 当初から博士課程を目指す方は少ないと思いますが、基礎技術にはまだまだ明らかにしなければならないことが沢山あるということを知ってほしい、尚且つ、学びの場と時間を職業人生のなかに織り込むことを進めたい と思うからです。  

 

 炭谷正太郎です、先日は博士後期課程修了式の写真をいただきありがとうございました。
 今まで協力・応援してくれた皆さんや妻・2人の息子に、ガウン姿を披露できて、お祝いの言葉をもらい、あらためて「がんばってよかった」と思いました。
 もうひとつ、「がんばってよかった」と思えることがありました。
 昨日、三方原病院から送付された 「看護実践ガイド2011」 に、私が研究を学ぶきっかけになった3年目研究の成果(三方原病院雑誌に掲載)が引用されていたのです。
p134「生食ロック」の判断基準に「血液を逆流させないためには、注射器の高さを一定にして行う」
と追記されています。 プラネクタ (12月に変更した閉鎖式輸液システムのこと) 採用にともない、陽圧ロックを改め 「クランプしてから注射器を抜く」 方法が用いられました。 これは、私が主張していた方法と同様のもので、逆流を予防するための基準を示しており、このひとつが引用されました。(もう少し厳密にいうと 、「シリンジ内に空気の混入があり、かつシリンジの位置が下がる」 時に逆流が起こるので、 「シリンジ内の空気の混入がないことを確認」 することを追記されると、なお良い基準になると思います)

 研究成果が基準に活用されたことはものすごく大事なことで、うれしく、患者さんに貢献する成果に近づいたと感じます。「がんばってよかった」と思うのです。

INS(米国輸液看護師協会)の国際学会(ケンタッキー州)で、この事象に関する発表が採択され、5月下旬に発表します。
 春日課長、中村みどり感染管理認定看護師、吉田光徳看護師にも共同研究者として協力いただいています。 その後、なんとかINSへ論文の投稿までがんばって、4年後のINSの「実践基準」の改定に採用されることを目指します。

 3年目研究 (クリニカル・ラダーレベルⅡ) の時、吉村部長が多大な評価してくださったことが、大きな弾みとなりました。 そして今回は基準改定で起こったことが、また良い弾みとなりそうです。ありがとうございました。

日時: 2011年04月07日 08:01

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)


最近のコメント

最近のトラックバック